絶対音感とは、ある音を単独で聞いたとき、その音を他の音と比べることなく 絶対的に認識する能力 のことである(Wikipediaより一部引用)。
みなさんの周りにも、突然聞こえてきた音に対して「今の音はファ」と答えられたり、「メロディーが全部ドレミで聞こえる」というような 絶対音感の持ち主はいませんか?
とても特殊な能力のように感じるかもしれませんが、これ実は、音の高さを正確に覚えておくことと正確に聞き取ることを合わせた いわば“スキル”なんです。
と、いうことは…そう!訓練次第で誰でも身につけることが出来るんです!
ひとことに絶対音感と言っても、人によって精度はバラバラです。
かなり幅はありますが、一応これら全て、絶対音感に分類されるんです。中には「聞くだけで全てが分かる」という強者もいますが、、、。
絶対音感がなくても音楽を楽しむことは十分可能です。でも出来ることなら、身につけたいですよね。絶対音感があると、将来のピアノ・音楽学習にも大きなメリットがあります。
ピアノ・音楽学習において 絶対音感がもたらすメリット、それはズバリ!
「新しい曲にどんどんチャレンジできる」ことです!
え??どういうこと👀??
はい、ではご説明します。が、その前に…みなさん、何か歌を歌ってみてください。鼻歌でも何でも結構ですよ♪
・・・・・
いかがでしょう。おそらくほとんどの方が知っている曲、または聴いたことがある曲を口ずさんだのではないでしょうか。
一般的に人は 歌ったり、楽器を弾いたり、演奏をする時、全く知らない曲を奏でることを困難に感じる傾向にあります。
「次の音がイメージできないと どうしたらいいか分からない。」
ピアノや楽器を習ったことがある方は、初めての曲を練習する時 そんなふうに感じた経験があるのでないでしょうか?
それは、楽譜を見ただけでは どんな曲かイメージできないことが原因なんです。絶対音感がない人は、楽譜を見てもどんな音が出るのか どんな曲なのかイメージすることが出来ません。結果、練習に時間がかかり、ピアノを弾くことが億劫になってしまうのです。
絶対音感が必要な理由はここにあります!
ピアノ学習者の皆さまには、楽譜を読む時点で頭の中で音楽を鳴らしてほしいのです!そうすることで曲を弾けるようになるまでの期間がグッと短くなるんです^ ^
とりわけピアノは、他の楽器に比べ演奏する音の数が膨大です。楽譜を読むのにも時間がかかります。絶対音感を磨いて、よりスピーディに譜読みができるようになりたいですね。
耳の発達のピークは2歳と言われています。この時期に正しく音を認識することで、絶対音感は意外と簡単に身につきます。しかもより高確率で精度の高い絶対音感を身につけることが可能です。逆に、この時期を逃すと絶対音感の習得には かなりの努力が必要になります。精度も落ちるかもしれません。
絶対音感は大人になるにつれて薄れていってしまうこともあるそうです。 せっかく身につけた絶対音感、無駄にしないためにも 生徒さん・修了生のみなさんには日頃から音楽に親しんでもらいたいなと思います。
そうすれば、プロの音楽家を目指さなくとも 将来、耳コピで音楽を楽しんだりもできますよ♪
音楽は一生の友です。ぜひ永く続けてほしいなと願います。